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光回線を契約するとき、Wi-Fiルーターをレンタルするか、自分で購入するか迷う人もいるのではないでしょうか。
レンタルなら自分で機器を選ぶ手間を減らせますが、月額料金がかかる場合があります。一方、購入すれば月々のレンタル料を抑えられるものの、回線に合った機器を自分で選ぶ必要があります。どちらがいいかは、レンタル料金や利用期間だけでなく、契約する光回線のサービス内容によっても変わります。
私が家電量販店でネット回線の販売を担当していた頃、光回線のルーターについてレンタルと購入のどちらがいいかと相談を受けた記憶はあまりありません。一方、SoftBank Airなどのホームルーターは、端末を4年分割(割賦)で購入していただくのが基本で、4年間使い続ければ割引が入って実質無料になるとご案内していました。光回線のルーターとホームルーターは仕組みが異なるため、この記事では光回線を前提に解説し、ホームルーターとの違いは後半で触れます。
この記事では、光回線のルーターをレンタルする場合と購入する場合の違い、費用の考え方、選ぶときの注意点を解説します。
光回線のルーターはレンタルと購入どっちがいい?

先に結論をいうと、手軽さや設定の簡単さを重視するならレンタル、長く使う予定で機器を自分で選びたいなら購入が選択肢になります。ただし、光回線によってはルーターを無料でレンタルできたり、指定の機器が必要だったりするため、必ずしも購入したほうが安いとは限りません。
レンタルと購入の違い
| 比較項目 | レンタル | 購入 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 無料の場合もある | 本体代が必要 |
| 月額料金 | 有料の場合がある | 基本的に不要 |
| 機器選び | 提供機器から選ぶ | 自分で選べる |
| 設定 | 対応機器なら簡単な場合がある | 自分で設定する場合がある |
| 故障時 | 契約条件による | 保証期間やメーカー対応による |
| 返却 | 必要な場合がある | 原則不要 |
| 向いている人 | 手軽さを重視する人 | 長期利用や機器選びを重視する人 |
レンタルでも購入でも、対応する機器を使えばWi-Fiを利用できます。大切なのは、料金だけでなく、契約中の光回線で必要な機能を備えているか確認することです。
ルーターをレンタルするメリット・デメリット

レンタルのメリット
レンタルのメリットは、機器を自分で探す手間を減らせることです。回線事業者やプロバイダーが対応機器を提供していれば、接続方式との相性を調べる負担も少なくなります。
また、キャンペーンなどで無料レンタルを利用できる場合もあります。例えば、GMOとくとくBB光では1ギガプランでWi-Fiルーターの無料レンタルを提供しており、端末発送月を含む37ヶ月以上利用すると返却不要(譲渡)になります。
レンタルのデメリット
一方で、月額料金がかかるサービスでは、長く使うほど費用が積み上がります。例えば、月額550円のルーターをレンタルした場合、費用は次のとおりです。
| 利用期間 | レンタル料金の合計 |
|---|---|
| 1年間 | 6,600円 |
| 2年間 | 13,200円 |
| 3年間 | 19,800円 |
※月額550円で計算した例です。実際の料金は契約するサービスによって異なります。
また、解約時に返却が必要な場合や、返却しなかった場合に費用が発生する場合もあります。例えばGMOとくとくBB光では、36ヶ月以内の解約や10ギガ契約の場合は返却が必須で、期限までに返却しないと未返却の補償料(1ギガ11,000円・10ギガ22,000円、税込)が請求される場合があります。故障時の交換条件も含めて確認しておきましょう。
ルーターを購入するメリット・デメリット

購入のメリット
購入する最大のメリットは、対応機器を一度購入すれば、通常は毎月のレンタル料金がかからないことです。また、利用環境に合わせて、Wi-Fiの規格や電波の届く範囲、接続できる端末数などを考慮して選べます。長期間使う予定なら、レンタルを続けるより購入したほうが安くなる場合があります。
購入のデメリット
購入する場合は、最初に本体代が必要です。さらに、光回線の接続方式に対応しているかを自分で確認しなければなりません。例えば、IPv4 over IPv6などの接続方式を利用する場合、契約先のサービスに対応したルーターが必要です。機器によって対応する方式が異なるため、購入前にプロバイダーの案内を確認しましょう。故障した場合も、保証期間やメーカーのサポート内容によって対応が変わります。
レンタルと購入はどちらが安い?費用を比較

費用を比較するときは、レンタルの月額料金と購入価格を比べるだけでなく、利用する期間も考慮しましょう。例えば、購入価格が12,000円のルーターと、月額550円のレンタルを比較すると、次のようになります。
| 利用期間 | レンタル | 購入 |
|---|---|---|
| 1年間 | 6,600円 | 12,000円 |
| 2年間 | 13,200円 | 12,000円 |
| 3年間 | 19,800円 | 12,000円 |
※ルーター本体代を12,000円、レンタル料を月額550円と仮定した単純比較です。送料・故障・交換費用などは含みません。
この例では、約22か月が費用の分岐点になります。2年以上使うなら購入が安くなる計算ですが、実際には無料レンタルや期間限定の割引があるため、契約条件によって結論は変わります。まずは契約する光回線のルーターレンタル料金を確認し、無料期間終了後の料金も含めて比較するのがおすすめです。
ホームルーターの場合は仕組みが違う

置くだけWi-Fiと呼ばれるホームルーター(SoftBank Air、ドコモ home 5Gなど)は、光回線のWi-Fiルーターとは仕組みが異なります。ホームルーターは専用の端末そのものが通信回線の役割を持つため、端末代を分割払いで購入し、月々の割引で相殺して実質無料にする形が一般的です。
例えばSoftBank Airでは、専用端末を48回の分割払いで購入し、同額が毎月割引される「月月割」によって、4年間使い続ければ端末代が実質0円になります。私が店頭でご案内していたのも、この仕組みでした。
最初にまとまった費用が必要なく、規定の期間使い続ければ負担が実質0円になる
途中で解約すると割引が止まり、端末代の残り(残債)を支払う必要がある
実質無料は完全無料とは違い、契約した期間使い続けることが前提です。数年以内に引っ越しや乗り換えの予定がある方は、割引の適用期間と、途中解約時の残債の扱いを必ず確認しましょう。
実質無料の仕組みは、[光回線の初期費用・工事費を徹底比較!実質無料の仕組みと損しない選び方]でも詳しく解説しています。
ホームルーター各社の比較は、[引っ越し先のネット開通待ちを回避!すぐ繋がるホームルーターおすすめ4社徹底比較]をご覧ください。
購入するなら確認したいルーターの選び方

自分で購入する場合は、価格やWi-Fiの最大速度だけで決めないようにしましょう。
契約する光回線に対応しているか
最初に確認したいのは、契約先の接続方式に対応しているかどうかです。IPv6 IPoEやIPv4 over IPv6などを利用する場合、契約先が案内する対応機器を選びましょう。
10ギガの光回線を契約する場合は、ルーターのWAN・LANポートなども10ギガ通信に対応しているか確認が必要です。
Wi-Fiの規格と利用環境
Wi-Fi 6などの規格に対応していても、スマートフォンやパソコン側が対応していなければ、その規格の性能を十分に利用できません。また、家の広さや壁の位置、接続する端末数によっても使い勝手は変わります。最大通信速度の数字だけでなく、自宅の環境に合う機器を選びましょう。
ひかり電話などのオプション
ひかり電話を利用する場合は、電話機能に対応したホームゲートウェイなどが必要になることがあります。市販のWi-Fiルーターだけで必要な機能をすべて代用できるとは限らないため、契約内容を先に確認してください。
ルーターを選ぶ前に確認したいこと

レンタルか購入かを決める前に、次の項目を確認しておくと選びやすくなります。
- 契約する光回線でルーターが無料提供されるか
- 有料レンタルの場合、月額料金はいくらか
- 無料期間が終了した後の料金はいくらか
- 市販ルーターが接続方式に対応しているか
- 解約時の返却や故障時の対応はどうなるか
- 分割払いで購入する場合、割引の適用期間と途中解約時の残債の扱いはどうなるか
特に、無料レンタルがある場合は、すぐに購入する必要はありません。まずは提供条件を確認してから判断しましょう。
【まとめ】契約先の条件を確認してから選ぼう

光回線のルーターは、レンタルと購入のどちらが絶対にお得というわけではありません。
手軽さを重視する人、無料レンタルを利用できる人
長期間使う予定の人、自分の環境に合う機器を選びたい人
ただし、契約先によっては特定の接続方式に対応した機器が必要です。購入する場合は、対応機器を確認してから選びましょう。ルーターの料金だけでなく、光回線の月額料金や契約条件も含めて比較すると、自分に合ったネット環境を選びやすくなります。なお、ホームルーターは端末の分割払いと割引が前提の別の仕組みなので、検討する場合は上記のホームルーターの項目も参考にしてください。
通信速度ネックの方は、[光回線が遅い・繋がらない時の対処法7選]で解説しています。
マンションの構造が気になる方は、[マンションの光回線は遅い?光配線・VDSL・LAN方式の違いと確認方法]もあわせてご覧ください。
光回線の選び方や基本は、[コラボ光とは?メリット・デメリットを解説]で確認できます。

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