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回線速度を測ると十分出ているのに、ゲーム中だけ動作が重くなったり、通信が遅くなったり…。
そんな経験はありませんか?
オンラインゲームを快適にプレイするには、回線速度だけでなく、Ping値(ピング値)や通信の安定性も大切です。回線速度が出ていても、Ping値が高かったり通信が不安定だったりすると、操作の遅れやラグが起きることがあります。
先に結論をまとめると、次のとおりです。
- 回線速度は、一般的なゲームなら下り30Mbps以上、FPSなどは70Mbps以上が安心
- Ping値は50ms以下が目安で、FPSや格闘ゲームなら15〜30ms以下が理想
- ラグの対策は、まずWi-Fiから有線LANへの切り替えが効果的
この記事では、必要な回線速度とPing値の目安、ラグの原因、改善方法、ゲームに向いた回線の選び方を解説します。
オンラインゲームに必要な回線速度とPing値の目安

回線速度は下り30Mbps以上が目安
一般的なオンラインゲームなら、下り30Mbps以上をひとつの目安にするとよいでしょう。FPSなど動きの激しいゲームでは、70Mbps以上あると安心です。
回線速度には、主に次の2種類があります。
インターネットからデータを受信する速度
インターネットへデータを送信する速度
ゲームの映像やデータを受け取るときは下り速度が関係します。操作情報やボイスチャットを送るときは上り速度が関係しますが、プレイするだけなら、上り速度はそこまで大きくなくても足りることが多いです。一方、ゲーム実況やライブ配信をする場合は、大きな上り速度が必要になります。
また、ゲームのダウンロードやアップデートでは、通信速度が速いほど完了までの時間を短縮しやすくなります。ただし、対戦中のラグは回線速度だけでなく、Ping値や通信の安定性も確認する必要があります。
Ping値は小さいほど応答が速い
Ping値とは、通信相手にデータを送り、その応答が返ってくるまでにかかる時間のことです。単位にはms(ミリ秒)が使われ、数値が小さいほど応答が速いことを意味します。
オンラインゲームでは、Ping値が高いと、自分の操作がゲーム内に反映されるまでに時間がかかる場合があります。目安は次のとおりです。
| Ping値 | 通信の目安 |
|---|---|
| 15ms以下 | 応答が速く、対戦ゲームにも適した水準 |
| 16〜30ms | 比較的快適にプレイしやすい |
| 31〜50ms | プレイできる場合が多いが、ゲームによっては遅延を感じる |
| 51〜100ms | 操作の遅延が気になりやすい |
| 101ms以上 | ラグが発生しやすく、対戦では不利になりやすい |
※上記は一般的な目安です。ゲームの種類や接続先のサーバー、通信環境によって体感は変わります。
ゲームの種類別のPing値の目安
| ゲームの種類 | Ping値の目安 |
|---|---|
| FPS・TPS | 15ms以下 |
| 格闘ゲーム | 15〜30ms以下 |
| MOBA・MMORPG | 30〜50ms以下 |
| RPG・カードゲーム | 50〜100ms前後 |
※目安は解説するサイトやゲームによって幅があります。瞬時の操作が重要なゲームほど、Ping値を低く安定させることが大切です。
Ping値は、ゲーム内の表示や通信速度の測定サービスなどで確認できます。測定する環境によって数値が変わるため、実際にプレイする時間帯にも確認してみましょう。
回線速度が速くてもラグが発生する原因

回線速度は十分出ているのに、ゲーム中はラグが発生するという場合は、回線速度以外の原因も考えられます。
Wi-Fiの電波が弱い
Wi-Fiでゲーム機やパソコンを接続している場合、ルーターとの距離や壁などの障害物によって、通信が不安定になることがあります。周囲のWi-Fiとの電波干渉や、接続している端末の多さも影響します。特に、ルーターから離れた部屋でプレイしている場合は、速度が低下したり、通信が途切れたりする可能性があります。
夜間などに回線が混雑している
夜間など、インターネットの利用者が増える時間帯には、回線や通信設備の混雑によって速度が低下する場合があります。昼間は快適なのに夜になるとラグが増える場合は、時間帯による通信状況の変化を確認してみましょう。混雑が発生する場所や時間帯は、契約している回線やプロバイダーによって異なります。
接続方式の違いによる混雑については、当サイトの【IPv6とは?光回線が速くなる仕組みを解説】で詳しく解説しています。
ゲームサーバーや接続先に問題がある
ラグの原因は、自宅のインターネット環境だけとは限りません。ゲームサーバー側の障害や混雑、接続先までの通信経路などが影響している可能性もあります。ほかのオンラインサービスは正常に使えるのに、特定のゲームだけでラグが発生する場合は、ゲームの公式サイトや公式SNSで障害情報を確認してみましょう。
複数の端末が同時に通信している
家族が動画を視聴していたり、大容量のファイルをダウンロードしていたりすると、通信環境によってはゲームの通信に影響が出ることがあります。ラグが発生したら、ほかの端末の大容量通信を一時的に止めて、症状が改善するか確認してみましょう。
オンラインゲームのラグを改善する方法

ラグが発生しても、すぐにインターネット回線を乗り換える必要はありません。まずは、現在の通信環境を見直し、原因を切り分けていきましょう。
ルーターとゲーム機を再起動する
まずは、ルーターやゲーム機、パソコンを再起動してみましょう。一時的な不具合で通信が不安定になっている場合、再起動によって改善することがあります。ただし、何度も繰り返すのではなく、改善しなければ次の方法を試しましょう。
Wi-Fiから有線LANに切り替える
Wi-Fi接続でラグが発生している場合は、有線LAN接続を試すのがおすすめです。有線LANは、LANケーブルでルーターとゲーム機・パソコンを直接つなぐ方法です。Wi-Fiのように無線電波の影響を受けにくいため、通信を安定させやすくなります。特に、FPSや格闘ゲームなど、応答の速さや安定性が重要なゲームでは、有線LANへの切り替えを検討してみましょう。
なお、有線接続に変更しても、回線自体の混雑やゲームサーバー側の問題が解消するとは限りません。
ルーターの設置場所やWi-Fi設定を見直す
有線LANで接続できない場合は、Wi-Fi環境を見直しましょう。
- ルーターをゲーム機やパソコンに近づける
- ルーターの周囲に障害物を置かない
- ルーターを床や家具の奥に置かない
- Wi-Fiの接続先を2.4GHz帯と5GHz帯で切り替えてみる
2.4GHz帯は障害物に比較的強い一方、周囲の機器との電波干渉を受けやすい特徴があります。5GHz帯は高速通信に向いていますが、壁などの障害物によって電波が弱くなりやすい傾向があります。設置環境によって適した周波数帯は異なるため、実際に接続して通信状況を比較してみましょう。
違いと切り替え方法は、当サイトの【Wi-Fiの2.4GHzと5GHzの違い|使い分けと切り替え方】で詳しく解説しています。
通信速度とPing値を測定する
改善策を試す前後で、通信速度とPing値を測定すると、効果を判断しやすくなります。測定するときは、次の点を意識しましょう。
- ゲームをプレイする端末で測定する
- Wi-Fiと有線LANの結果を比較する
- 昼間と夜間の結果を比較する
- 可能であれば、複数回測定する
測定結果を記録しておけば、特定の時間帯だけ遅くなるのか、常に不安定なのかを判断する材料になります。ただし、速度測定サービスで表示されるPing値と、実際のゲームサーバーへのPing値は異なる場合があります。ゲーム内にPing値が表示される場合は、そちらも確認しましょう。
速度が遅い原因を幅広く切り分けたい場合は、当サイトの【光回線が遅い・繋がらない時の対処法7選】も参考にしてください。
Wi-Fiと有線LANはどちらがいい?

オンラインゲームを快適にプレイしたい場合、通信の安定性を重視するなら有線LANがおすすめです。ただし、部屋の間取りやルーターの設置場所によっては、Wi-Fiのほうが使いやすい場合もあります。
| 比較項目 | 有線LAN | Wi-Fi |
|---|---|---|
| 通信の安定性 | 安定しやすい | 電波環境によって変わる |
| Ping値 | 低く安定しやすい | 環境によって変動する |
| 設置の手軽さ | ケーブルの配線が必要 | 配線しやすい |
| ルーターから離れた場所 | ケーブルの長さや配線に左右される | 電波が届けば接続できる |
| おすすめの用途 | FPS・格闘ゲームなど | 配線が難しい場所でのプレイ |
有線LANに切り替える場合は、ゲーム機やパソコン、ルーターが有線接続に対応しているかを確認しましょう。機種によってはLANポートがなく、別売りのLANアダプターが必要な場合があります。
また、LANケーブルにもカテゴリ(規格)による違いがあります。1Gbpsまでの回線なら、CAT5e以上が目安です。必要な規格は契約回線の速度や機器の対応状況によって異なるため、必要以上に高い規格を選ぶのではなく、自宅の通信環境に合ったものを選びましょう。
オンラインゲームに適したインターネット回線の選び方

有線LANへの切り替えやルーターの設定変更を試してもラグが改善しない場合は、インターネット回線そのものを見直すことも選択肢になります。ただし、回線を乗り換えれば必ずラグが解消するわけではありません。現在の回線で問題が起きている原因を確認したうえで、選ぶことが大切です。
安定性を重視するなら光回線
オンラインゲームを頻繁にプレイするなら、光回線を候補にするとよいでしょう。光回線は光ファイバーを利用して通信するサービスで、通信速度や安定性を重視する人に向いています。特に、FPSや格闘ゲームをプレイする人や、家族が動画視聴などで同時にインターネットを使う家庭では、検討する価値があります。
ただし、実際の通信速度やPing値は、回線サービスやプロバイダー、宅内設備、利用時間帯などによって変わります。光回線であれば必ず低Pingになるとは限らないため、サービスの通信品質や利用者の測定結果も確認しましょう。
マンションにお住まいの場合は、建物の配線方式によって速度の上限が決まることもあります。詳しくは当サイトの【マンションの光回線は遅い?光配線・VDSL・LAN方式の違いと確認方法】をご覧ください。
工事が難しい場合はホームルーターも選択肢
賃貸住宅などで光回線の工事が難しい場合は、ホームルーターも選択肢になります。ホームルーターは、モバイル回線を利用してインターネットに接続する機器です。基本的に開通工事が不要で、コンセントに接続して使えます。
一方で、モバイル回線の電波状況や基地局の混雑などによって通信品質が変わるため、オンラインゲームではラグが発生する可能性があります。ホームルーターを選ぶ場合は、設置場所の電波状況やサービスの提供エリア、通信制限の条件などを確認しておきましょう。
光回線とホームルーターの違いは、当サイトの【光回線 vs ホームルーター、結局どっちがいい?】で解説しています。
回線を乗り換える前に確認したいポイント
- 利用したい場所がサービスの提供エリア内か
- 実際の利用者が測定した通信速度やPing値
- 夜間などに通信速度が低下していないか
- 月額料金や初期費用、解約費用
- 賃貸住宅で工事ができるか
現在の回線でラグが発生している原因が、ゲームサーバーやWi-Fi環境にある場合、回線を乗り換えても改善しない可能性があります。まずは通信状況を確認し、現在の環境で改善できることがないかを調べてから判断しましょう。
【まとめ】回線速度だけでなくPing値と安定性も確認しよう

オンラインゲームを快適にプレイするには、回線速度だけでなく、Ping値や通信の安定性も重要です。一般的なゲームなら下り30Mbps以上、FPSなどなら70Mbps以上を目安に、実際のプレイ環境で通信状況を確認しましょう。
ラグが発生する場合は、次の順番で対策を試すのがおすすめです。
- ルーターやゲーム機を再起動する
- Wi-Fiから有線LANに切り替える
- ルーターの設置場所やWi-Fi設定を見直す
- 時間帯を変えて通信速度とPing値を測定する
- 改善しない場合はインターネット回線を見直す
原因を切り分けながら対策を進めれば、必要以上に費用をかけずに通信環境を改善できる可能性があります。まずは現在の通信速度とPing値を確認し、自宅の環境に合った方法を試してみましょう。


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