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Wi-Fiにつないでいるのに、動画が止まったり、Webページの表示が遅かったりして困っていませんか?
Wi-Fiが遅いときは、必ずしも光回線そのものに問題があるとは限りません。ルーターの置き場所や電波の干渉、接続している端末、回線の混雑など、さまざまな原因が考えられます。
原因を確認せずにルーターを買い替えたり、光回線を乗り換えたりすると、費用をかけても改善しない可能性があります。
この記事では、Wi-Fiが遅くなる原因と、すぐに試せる改善方法、ルーターを見直すときのポイントを解説します。
Wi-Fiが遅いときは原因を切り分けよう

最初に確認したいのは、Wi-Fiだけが遅いのか、それともインターネット回線そのものが遅いのかという点です。
次の表を参考に、現在の症状を確認してみましょう。
| 症状 | 考えられる原因 |
|---|---|
| ルーターの近くでは速い | 電波が届きにくい、壁や家具の影響 |
| 特定の部屋だけ遅い | 距離、壁や床などの障害物 |
| 夜だけ遅くなる | 回線や接続先の混雑 |
| 家族が動画を見ると遅くなる | 通信量や同時接続の増加 |
| 1台のスマホだけ遅い | 端末側の設定や不具合 |
| 有線接続でも遅い | 回線、ONU、ルーターなどの問題 |
ルーターの近くで速度を確認する
まず、スマホやパソコンをWi-Fiルーターの近くに移動して、通信速度が改善するか確認しましょう。
近くでは速く、離れた部屋では遅い場合、Wi-Fiの電波が十分に届いていない可能性があります。
一方、ルーターの近くでも遅い場合は、電波の届き方だけでなく、回線の混雑やルーターの不調なども疑いましょう。
別の端末でも確認する
スマホだけでなく、別のスマホやパソコンでも同じWi-Fiに接続してみてください。
特定の端末だけ遅ければ、その端末の設定やソフトウェアなどに原因がある可能性があります。複数の端末で同じ症状が出る場合は、ルーターや回線側も確認しましょう。
有線接続でも遅いか確認する
パソコンをLANケーブルでルーターに接続できる場合は、有線接続でも速度を確認します。
有線では速いのにWi-Fiでは遅い場合、無線環境に原因がある可能性が高まります。有線でも遅ければ、光回線やONU、ルーターの処理能力などを確認する必要があります。
※速度測定の結果は、測定する時間帯や接続先、端末の性能などによって変わります。1回の測定結果だけで原因を断定しないようにしましょう。速度測定の具体的な見方は、当サイトのグローバルな【光回線の速度測定の見方とは?】でも解説しています。
Wi-Fiが遅くなる主な原因

Wi-Fiが遅いときは、次のような原因が考えられます。
ルーターの置き場所が悪い
Wi-Fiの電波は、ルーターから離れたり、壁や床などの障害物が増えたりすると弱くなることがあります。
例えば、ルーターを部屋の隅や床の上、収納棚の中に置いていると、利用する場所によっては電波が届きにくくなります。
特に、ルーターを1階に置いて2階で使う場合や、鉄筋コンクリートの壁を挟んで使う場合は注意が必要です。
Wi-Fiの電波が干渉している
Wi-Fiでは、主に2.4GHz帯と5GHz帯の電波が使われています。それぞれ特徴が異なるため、利用環境に合った周波数帯を選ぶことが大切です。
| 周波数帯 | 特徴 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 2.4GHz | 障害物に比較的強く、遠くまで届きやすい | ルーターから離れた部屋 |
| 5GHz | 高速通信に向いており、家電などとの干渉を受けにくい | ルーターの近くで動画やゲームを楽しむ |
2.4GHz帯は電子レンジやBluetooth機器などと電波が干渉する場合があります。一方、5GHz帯は壁や床などの影響を受けやすい傾向があります。
ルーターの近くで速度が出ない場合は5GHz帯を、離れた部屋で接続が不安定な場合は2.4GHz帯を試してみましょう。
なお、利用できる周波数帯はルーターと端末の対応状況によって異なります。
接続している端末が多い
スマホやパソコンだけでなく、テレビ、ゲーム機、タブレット、スマート家電などもWi-Fiに接続している家庭は少なくありません。
複数の端末が同時に動画視聴やダウンロードを行うと、通信が混み合って速度が低下することがあります。
使っていない端末の通信を止めるなどして、改善するか確認してみましょう。
ルーターや端末に不具合がある
ルーターやスマホ、パソコンに一時的な不具合が発生している可能性もあります。
また、古いルーターでは、利用する端末の台数や通信量に対して処理能力が不足している場合があります。
再起動や設定の確認で改善しない場合は、機器の仕様や使用年数も確認しましょう。
インターネット回線が混雑している
Wi-Fiの電波が十分に届いていても、インターネット回線やプロバイダ、接続先のサーバーなどが混雑していると、通信速度が低下することがあります。
特に、夜間など多くの人がインターネットを利用する時間帯に遅くなる場合は、時間帯を変えて速度を測定してみましょう。
Wi-Fiの設定だけでは改善しないケースもあるため、回線側の問題と切り分けることが大切です。
Wi-Fiが遅いときにすぐできる改善方法

原因がはっきりしない場合は、簡単にできる対策から順番に試してみましょう。
ルーターを再起動する
一時的な不具合で通信が不安定になっている場合は、ルーターを再起動すると改善することがあります。
再起動する際は、次の手順を試してください。
- スマホやパソコンで通信状況を確認する
- ルーターの電源を切る
- ONUなどの回線機器も再起動する場合は、機器の説明書や事業者の案内に従う
- 回線機器が起動してからルーターの電源を入れる
- Wi-Fiに再接続し、速度を確認する
電源を入れ直した直後は、通信が安定するまで少し時間がかかる場合があります。
ルーターの置き場所を変える
ルーターは、できるだけ家の中央に近い、周囲が開けた場所に置くのがおすすめです。
改善を目指すなら、次のポイントを意識しましょう。
- 床に直接置かず、棚などの上に設置する
- 収納棚の中や家具の裏を避ける
- 電子レンジなどの家電から距離を取る
- できるだけ利用する部屋との間に障害物が少ない場所に置く
置き場所を変えたら、普段Wi-Fiを使う部屋で速度を測定してみましょう。
2.4GHz帯と5GHz帯を切り替える
ルーターが複数の周波数帯に対応している場合は、接続先のWi-Fi名(SSID)を確認して切り替えてみましょう。
一般的には、ルーターの近くなら5GHz帯、距離が離れていたり壁が多かったりする場所なら2.4GHz帯が候補になります。
ただし、環境によって結果は異なるため、実際に接続して速度や安定性を比較することが重要です。
スマホやパソコンも再起動する
特定の端末だけ通信が遅い場合は、端末を再起動してみましょう。
OSやネットワーク設定が古い場合は、更新によって不具合が改善することもあります。
まずは再起動を試し、それでも改善しない場合は、別の端末との違いを確認して原因を絞り込みましょう。
Wi-Fiルーターのファームウェアを確認する
ファームウェアは、ルーターを動かすためのソフトウェアです。
製品によっては、ファームウェアの更新で不具合やセキュリティ上の問題が改善される場合があります。
メーカーの公式サイトや管理画面で更新情報を確認し、説明書に従って更新してください。
設定を変更しても改善しない場合は、光回線そのものの速度や、プロバイダの接続方式なども確認してみましょう。
改善しないときはルーターの買い替えが必要?

ここまでの対策を試してもWi-Fiが遅い場合は、ルーターの買い替えを検討してもよいでしょう。
ただし、ルーターを新しくすれば必ず速くなるわけではありません。原因が回線の混雑や建物の構造にある場合は、買い替えだけでは十分に改善しない可能性があります。
古いルーターを使っている
古いルーターは、現在の通信環境や接続端末の性能に合っていないことがあります。
買い替える際は、次の点を確認しましょう。
- Wi-Fiの対応規格
- 利用するスマホやパソコンとの互換性
- 接続する端末の台数
- 間取りや利用する部屋までの距離
- 契約している光回線の最大通信速度
Wi-Fi 6やWi-Fi 7などの規格に対応した製品もありますが、新しい規格に対応しているだけで実際の速度が保証されるわけではありません。端末側の対応状況や設置環境も重要です。
離れた部屋だけ電波が弱い
ルーターの近くでは速いのに、離れた部屋でだけ遅い場合は、中継機やメッシュWi-Fiが選択肢になります。
中継機は既存のWi-Fi電波を中継し、電波が届く範囲を広げる機器です。メッシュWi-Fiは複数の機器を組み合わせ、家の中でWi-Fiを利用しやすくする仕組みです。
| 選択肢 | 向いているケース |
|---|---|
| ルーターの置き場所変更 | まず費用をかけずに改善したい |
| Wi-Fi中継機 | 一部の部屋まで電波を届かせたい |
| メッシュWi-Fi | 複数の部屋や階をまたいで使いたい |
| ルーターの買い替え | 古い機器や性能不足が疑われる |
機器を追加する前に、ルーターの置き場所を変えるだけで改善するか試してみましょう。
ルーターをレンタルするか購入するか
光回線によっては、Wi-Fiルーターをレンタルできる場合があります。
購入とレンタルを比較する際は、月額料金だけでなく、長期間利用した場合の総額や交換対応、故障時のサポートも確認しましょう。
すでにルーターを持っている場合は、契約中の回線で利用できるか、必要な通信方式に対応しているかも重要です。
Wi-Fiが遅いままなら光回線や接続方式も確認しよう

ルーターの設定や設置場所を見直しても改善しない場合は、光回線や接続方式に原因がある可能性があります。
IPv6 IPoEに対応しているか確認する
光回線では、IPv6やIPoEに対応した接続方式を利用することで、通信環境の改善が期待できる場合があります。
ただし、IPv6に対応しているだけで必ず速くなるわけではありません。契約中のプロバイダが提供する接続方式や、ルーターの対応状況も確認しましょう。
詳しくは、当サイトの【IPv6とは?光回線が速くなる仕組みと確認方法を解説】も参考にしてください。
マンションでは配線方式も確認する
マンションやアパートでは、建物内の配線方式によって通信速度の上限や特性が異なる場合があります。
例えば、建物内で電話回線を利用するVDSL方式では、光ファイバーを各部屋まで引き込む方式とは条件が異なります。
Wi-Fiルーターを買い替えても速度が改善しない場合は、建物の配線方式や契約内容を確認してみましょう。
詳しくは【マンションの光回線は遅い?光配線・VDSL・LAN方式の違いと確認方法】で解説しています。
光回線そのものが遅い場合は乗り換えも検討する
有線接続でも速度が遅く、時間帯によって大きく変動する場合は、回線やプロバイダの混雑などが関係している可能性があります。
その場合は、契約内容や障害情報、プロバイダの接続方式を確認し、それでも改善しない場合に回線の乗り換えを検討しましょう。
ただし、乗り換えれば必ず速くなるとは限りません。料金、提供エリア、建物の設備、工事の有無、解約費用なども含めて比較することが大切です。
【まとめ】Wi-Fiが遅いときは原因に合った対策を選ぼう

Wi-Fiが遅い原因は、ルーターの置き場所や電波干渉、接続端末の問題、機器の不調、回線の混雑などさまざまです。
改善を目指すなら、次の順番で確認してみましょう。
- ルーターの近くで速度を測定する
- 別の端末でも同じ症状が出るか確認する
- ルーターと端末を再起動する
- ルーターの置き場所や周波数帯を見直す
- 必要に応じてルーターや中継機を検討する
- 改善しなければ、IPv6 IPoEや建物の配線方式、光回線の契約内容を確認する
大切なのは、原因を確認せずに機器を買い替えたり、光回線を乗り換えたりしないことです。
まずは費用のかからない対策から試し、症状に合った方法でWi-Fi環境を改善していきましょう。
※通信速度や改善効果は、利用環境、端末、ルーター、契約回線などによって異なります。
※本記事の情報は2026年10月時点のものです。機器の仕様や対応規格は製品により異なるため、購入・設定の際は各メーカーの公式情報もあわせてご確認ください。

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